【Affinity Designer】境界線をオブジェクトに変換する方法
今回は Affinity Designer のオブジェクトの境界線をオブジェクト化する方法をご紹介します。
言葉だけではちょっと伝わりにくいかもしれません。
例として、こんな画像を作成してみました。
歯車型のオブジェクトに太めの境界線を設定し、画像をクリッピングマスクしてあげれば実現できそうなところですが、境界線にはクリッピングマスクを適用させることができません。
これを実現するためには、まず境界線自体をオブジェクトに変換してあげる必要があります。
境界線をオブジェクト化する「境界線を展開」
まずはオブジェクトを配置し、境界線を設定します。
今回は分かりやすいように、境界線の太さを 10pt に設定しました。
オブジェクトを選択した状態で、メニューから「レイヤー(L)>境界線を展開」と選びます。
操作はたったこれだけです。
境界線が独立したオブジェクトになりました!
これで、今までご紹介してきたテクニックが使えます。
別なオブジェクトをくり抜いたり、クリッピングマスクを適用してみたりと、直感的に扱えるようになりました。
最後に
たった数クリックで使える機能でしたが、項目が「境界線を展開」というネーミングのため、どんな結果になるかパッと見では分かりにくいかなと思います。
ただこれも慣れだと思いますので、少し直感的じゃなくても日常的にこのソフトを使っていれば、必要な時にもすぐ思い出せるんじゃないでしょうか。
どんなソフトも、使っていくうちに何となく覚えて知識を吸収していけるものです。
便利なものはどんどん使って、できることの範囲を増やしていきたいですね。